ダイエット「肥満は栄養失調?!」
立志堂でも、女性スタッフの比率がとても多く、
関心事は、健康やダイエット、体形維持、老化防止などの
「美」に関する話題が多いように思います。
女性は、いくつになっても、若さを保っていたいと願うものなのですね。
ダイエットに関して、昔、気になる新聞記事がありました。
福井新聞に2000年くらいに出ていた記事なのですが、
「肥満は、栄養失調?!」というタイトルで
静岡の高校に勤めている、生物の先生のダイエット法が載っていました。
生物の先生ですから、当然、生物学的なアプローチで、
ダイエットを行うのですが、そのダイエットは、
「どれだけ食べてもOK」というダイエット法でした。
理論としては人間は、必要なエネルギーを求めて食欲が起こるのであって
ポテトチップを食べたいと思ってポテトチップを食べて、
満腹感は満たされても身体が欲している栄養は満たされていないので
また必要なエネルギーを求めて食欲が出てきてまたポテトチップを食べても
一時的な空腹は満たされてもその根源である必要なエネルギーを満たしていないので
際限なく食欲が出てくる。その食欲を満たしていれば当然体重も超過してしまうということです。
つまり、「食欲が止まらず、肥満が起こるのは、栄養失調が原因である」とした考えです。
ということは、必要なエネルギーを満たしてあげれば、
空腹の状態になることはないというような理論だったと思います。
緑のお野菜、たんぱく質のお肉、お魚、炭水化物のご飯。
これを2:1:1の割合で毎食食べていきます。
しかし、ダイエットの一番初めは、エネルギーのバランスが取れていない体であることが多く
2:1:1の割合のご飯を食べても必要なエネルギーの摂取ができず、
すぐに、空腹になってしまうといわれています。
なので、一番初めは、「どれだけたべてもOK」
一日8食食べてもOK!ただし、その食事は、2:1:1の割合の
食事を食べること。
これを、2週間続けます。
2週間続けて食べると、身体に必要なエネルギーや栄養が行きわたった身体になるので
空腹を感じづらくなります。
2週間たったころから、通常の朝昼晩の3食に戻ってきます。
必要なエネルギーを満たした身体は、必要以上にエネルギーを求めることがないので
不必要に食べ物を摂取することがなくなります。
このダイエットの利点は、この食事を続けている限りは、リバウンドがなく、
必要なエネルギーのみを摂取しているので健康な身体が維持されるということです。
生物の先生のダイエットを実行した人は200人くらいいたそうです。
200人で、合計1000キロのダイエットに成功したそうです!
ダイエットというのは、だいたい名前がついています。
リンゴダイエットとか
豆乳ダイエットとか
トマトダイエットとか
やり方は様々。
しかし、ダイエットの本当のあり方というのは、
痩せるということではなく、健康な肉体を手に入れることであり、
健康な肉体は、一時的に、プロテインダイエットをしたとか、
一時的に、炭水化物を抜いたというようなことではなく、
生活習慣の改善であり、
習慣を身に着けるということだと思っています。
どんなダイエットをしたって、元の生活に戻せば、
体形だって戻ってしまうのですから。
今回は、ダイエットに焦点を当ててお話してみましたが、
もっと痩せてきれいなボディを!という自己愛的行動も素敵ですが、
ありのままの、自分を認めてあげている方もとても素敵だと思います。
2019年11月21日 18:26