森 立志堂

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ソーラー電波時計は、冬になると止まりやすい?

ソーラー時計は冬になるととまりやすい?
ソーラー電波時計について。




今回は、

ソーラー電波時計のお問い合わせが頻繁にありますので、

少し解説しましょう。





冬になると良くご来店されたお客様から、

「この時計止まったんだけど、修理かな?」という、

ご依頼です。





よくあるのは、



冬になると太陽光や光を動力とするソーラー時計ですが、


冬になるとお召し物が、長袖になりますので、


腕時計に光が当たらず、


充電不足になり、止まってしまうという例です。


この場合、3,4日光の当たる窓辺において充電するということが、


対処法として挙げられます。


充電すると自動的に電波を受信してくれますから、


電波受信ができれば、正確な時刻を示し、


正常に使うことができます。





それでも、時間が合わない場合は、


充電不足による、時計の止まりにより、


時計の中の基準位置がずれている可能性があります。







基準位置とは?


正確に深夜の12時なら、


腕時計も深夜の12時に設定されている基準になります。


これがずれていると、電波を受信したとしても、


正確な時刻を示すことはなく、


ずれた時間を表示してしまいます。



そんな時の対処法としては、





基準位置の修正を行います。


しかし、基準位置の修正は、説明書に記載されていますので、


説明書をお手元にご用意の上、操作するのが良いのですが、


実は、この電波時計の操作というのは、


過去のアナログの腕時計のように


リュウズを回せば時刻が合うように作られてはおらず、


かなり面倒くさい作業になります。


受け付けてくれるならば、


時計店に持ち込んで、基準位置合わせを


してもらうことをオススメします。






もうひとつ


充電は十分にしているのに時刻を正確に示さない理由として、


天候の悪さがあげられます。


電波時計は、その名の通り電波によって


時計の時刻を受信しますので、天候の悪い日は、


電波の受信はしずらいと考えていただいて良いです。


冬場は、天候の悪い日が、続きますので、


なかなか電波を受信しないということも


考えられます。天候の良い日が、


2,3日続いてくれれば正常に電波を受信することが


出来ますので晴れることを願いましょう。






もうひとつ、おまけの仮説ですが、


これは、あくまでも主観ですが、


電波時計の電波受信が10年以上前と比べて、


なかなか電波受信しなくなってきているという感覚があります。


これは、今では様々な電波が飛び交うようになった時代で、


もしかしたら、沢山ある電波の中から、


腕時計の電波を受信するのが


一昔前に比べて、


困難であるという仮説を立てることもできるでしょう。







まとめ


冬場は、ソーラー電波時計は、充電不足により、


止まりやすいので、たまに日向ぼっこさせるように


お日様にあててあげましょう。


もし止まったら、まずは、太陽光に当てる。


それでも、時間が合わなかったら、基準位置の修正を試みる。


難しかったら、時計店に持って行ってしてもらう。


修理になるケースもありますが、


あくまでも充電不足のケースの対処法となります。



楽しく、ウキウキしながら腕時計と一緒に


生活を楽しんでいただきたいと思います。



 
2021年01月18日 18:20