このネックレス細いけど切れないの?
「このネックレス細いけど切れないの?」という疑問も
よくお客様から聞きます。
昔のネックレスというのは、金やプラチナが安く
太く豪華にという、バブル経済の影響もあり、
かなりの太さがありました。
太さで言えば1.0mm~1.4mmくらいあったと思います。
デザインも今でいうベネチアンやアズキだけでなく
喜平やキリコやオメガチェーンとよばれる流行したデザインは、
ふんだんに地金を使っていたので、丈夫そうに見えました。
今では、どこのお店に行ってもペンダントについているネックレスは
細いものが主流です。
だいたい太さで言えば0.7㎜前後でしょうか。
昔に比べて、金やプラチナの値が上がってきて、
太くすると物価の上昇に伴い、安く提供するのが
難しくなってきてからは、チェーンが細くなっていきます。
時期的には2000年くらいからでしょうか。
女性雑誌のモデルさんがつけるペンダントチェーンもとても細いものに
なってきました。芸能人の方やモデルの方の影響力はすごいもので
「太いチェーンをつけている=昭和っぽい」
というイメージが浸透してきてチェーンはどんどん細くなっていきます。
一時期、
「切れそうなくらい細いチェーンが欲しい」という問い合わせが
若い女性を中心に多かったです。
太さで言えば、0.5㎜以下ですね。
通販や、テレビショッピングなどについているチェーンも
細く安い編み方でなるべく安くしようという努力も見受けられます。
(実際、通販では、買った後にチェーンが細くてびっくりしたというお客様も結構いました)
「このネックレス細いけど切れないの?」というお客様の声に対しては、
今は、チェーンネックレスを作る機会の技術が発達しているため
2,3キロの重りをつけても千切れるということはありません。
ただ、ひっかけた時のチェーンにかかる負担は、2,3キロの重りよりも
重い負荷がかかってしまうため、切れてしまうこともございます。
しかし、金やプラチナのチェーンは、加工しやすく修理が可能ですので
修理して使えばとても長く使えるチェーンです。
という回答が模範解答です。
細いチェーンが、ファッション的にも価格的にも全国的に出回っていますが
立志堂においてあるチェーンネックレスは、とても切れずらく
お直しのアフターフォローも万全ですから、
安心してお求めください。
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2019年07月12日 13:52