皇帝ネロのサングラスとオゾン層の厚み。

初夏の香りを楽しむような陽射しが降り注いできます。
暑い時期に向かおうとするこの時期が一番過ごしやすいのかも
しれませんね。皆様いかがお過ごしでしょうか?
眩しさのためにサングラスをかける機会も多くなってくるでしょう。
サングラスの宝石的な逸話とすれば、
古代ローマ皇帝ネロ(在位54~68)も円形闘技場の催しを観戦する際に、
エメラルドのレンズを入れた眼鏡を使っていたとされるとしていますし
12世紀頃の中国では、スモーキークォーツを使用した
黒っぽい眼鏡を裁判官が判決前の表情を隠すために着用していたと
ウィキペディアには、書かれております。
エメラルドのサングラスやスモーキークォーツのメガネなどは、
夢とロマンが詰まっているアイデムではないでしょうか?!
人間の健康についてもサングラスが有用であることが知られています。
白人は、日光から健康被害を受けやすいため、
瞳を日光から守るという健康上の理由でサングラスをよく使いますし、
紫外線から皮膚がんの可能性があるので、はじまりは白人社会から、
現代では、日本でも、野外のスポーツを行う際に
眼の保護としてサングラスをかける子どもも多くなってきました。
フロンガスによってオゾン層が破壊される、環境問題が取り上げられる機会も
増えましたが、地球を覆うオゾンの量は、地球の地面にべったりと
くっつけたときの厚みは、4mmほどしかないといわれております。
眼を保護する意味でも、サングラスは、有用であり、必要な道具になりつつあります。
メガネの度数が入ってらっしゃる方は、サングラスだけ買っても全く見えないので
通常のメガネにサングラスほどの濃い色の度入りのレンズを入れてかけるのが
使いやすいです。ずっとサングラスばかりしてるわけにはいかないので、
色が室内と室外の紫外線の量で変わる調光レンズもお勧めです。
調光レンズのサンプルは、店頭にございますので、
ぜひ、普通のレンズとの違いを体験しにいらっしゃってください。
ただ、皇帝ネロが使っていたというエメラルドを薄くスライスしてレンズにしたという
サングラスとは、いかなるものか、片眼鏡であったというのは聞きましたが
もし現代で復元されるとしたらいくらくらいになるのか。
それは、研究者がいれば明かして復元してほしいと思います。
2020年05月02日 15:07