森 立志堂

宝石・時計・眼鏡・金売買       

休校延長と学校のありがたさ。

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休校延長がなされましたが小学校の小さなお子様と暮らしていらっしゃる方は、

子どもが一日中しゃべっている場合は、話し声だけで疲れますし、


毎日のお食事とお昼も必ず作らなければならないことや

自分ひとりの時間を持てないことから余裕がなくなり、

ほんの些細な事からお子さまを怒ったりして、

その怒った自分にまた、イライラしてと大変な思いをされていると思います。

そして、何よりも、学校でする勉強を先生代わりとなり

親が宿題を見なければならないことが、上げられると思います。





この親が宿題を見るということは、4月までは、やったことの復習や

家庭でできることに絞られていましたが、

5月の休校延長を受け、先生方も、これ以上遅らせられないと思ったのか

学校で教わるべき、教科書による授業を家庭にて進めてくださいという

スタンスになったのだと思います。

すなわち、子どもが初めて教わる事柄を親が教え方もわからないまま

試行錯誤の段階で教えなくてはならないという事態が起きています。



先生方も対応に迫られているので、最善の選択であると思うのですが、

仕事を休み、あるいは、仕事の時間を短縮して、子どもを見なければならない

保護者にとっては、大変な負担であり、金銭的にも心身ともに疲労されること

と思います。また、学校によっては、体育の授業も家庭で行っていただく

ということで、自宅学習に組み込まれておりました。


しかも、重要なのは、教えるのは、他人の眼ではなく、子どもから見た

親が教えるので、子ども側に甘えがすぐに出てきてしまうということです。

この甘えない。という行為は、学校に行って集団のなかで行動することによって

同級生へのへの配慮や、他者と比べることでの自分もという気持ちによって

育まれるのだと思います。

自宅で親と過ごしているのであれば、甘えない。という気持ちはなくならないと言えば

嘘になるでしょう。それは、大人になっても一緒かも知れません。



このような時だからこそ、学校のありがたみを感じます。

当たり前のように、日本という国が、教科書を配ってくれて、

学校は、人口の少ない地域にも必ず存在して、

都道府県の教育委員会は、先生方を、どこにいても義務教育を受けられるように、

転勤する権利を持っている。

クラスメイトと友達になったり、嫌なこと言われたから嫌いになったり、

傷つくことで、強くなれる経験をさせてもらえる場なのでしょう。


休校処置が終わったら、先生や学校という場所についてのありがたみを

感じて、預けることになりそうです。


子ども自身も不安な気持ちになっているのかな?と思っていましたが、

子どもは、案外、タフで自粛になれてきていると思います。


もう少し、なのかな。

あまり先を見ずに、一日一日乗り切っていきましょう。


 
2020年05月10日 17:25