森 立志堂

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8月誕生石のペリドットが浮気防止になる?!

ペリドット
みなさん、こんにちは。

暑い日が続いています。


自身のホームページを見てびっくりしました!

森立志堂のスタッフハマダが更新したブログ

「8月の誕生石『 ??? 』」

を拝見したところ、

8月の誕生石であるペリドットが

「浮気防止」の効果があるとのことで、

そんなお話初めて知りました!!


なぜ浮気防止というキーワードが

ペリドットから出てきたのか?

少し調べてみましたのでご興味のある方はお読みください。


宝石鑑別機関である

中央宝石研究所のホームページを見ると


「16世紀の本の中には

『ペリドットを煮えたぎった湯に入れると、

  瞬く間に冷水にする。

  この宝石の持ち主の色欲をなだめ、

  狂気・発作を鎮め、痔を治す』」


と書いてあり16世紀には、

ペリドットが色欲をなだめる

鎮静効果のある宝石だと認知されていたそうです。



16世紀の本というのは、

カミロ・レオナルドゥスの『宝石の鏡』だと思われます。

カミロ・レオナルドゥスは16世紀のイタリアの医師であり、

宝石によって人体にこのような効果があると信じ、

著作したのが「宝石の鏡」であり、本書には、

ペリドット以外にも、宝石による人間への影響を

細かく、比喩を使い、分かりやすく

書かれているようです。




16世紀のイタリアで医師であったレオナルドゥスと

記されていますが、医師と言えど、

16世紀は、サイエンスとしての技術では、

現代に遠く及ばず、同じ16世紀のイタリアの医師の

アンドレア・チェザルピーノは、



「血液が心臓の右部分から肺に行き、

肺から心臓の左部分へ運ばれると考え、

これを「循環」と呼んだ」という



今では、当たり前のことも当時では、

画期的だとされていたことを考えると、

宝石に医学的根拠があるとは、証明されていないが、

宝石にそのような効果があると市民の大多数が

信じており、当時は、治療にもなると

現代では、考えられないほど重宝されていた

ということといえましょう。



時代背景的にも科学技術を信じるのではなく、

神様を信じるという中世的時代背景を考えると、

「信じる」ことが何よりのパワーを生むと考えられます。



なぜ、ペリドットは、浮気防止の効果があると言われているのか?

その答えは、

透き通ったオリーブグリーンの爽やかな色彩のペリドットは、

見るもの、所有するものの、心の冷静さを保ち、

色欲を和らげることができると信じられていたからである。

だからこそ浮気を防止をすることができると

考えられているのだと言えます。



しかし、カミロ・レオナルドゥスの『宝石の鏡』という本は、

良く宝石関連で出てきますが、現存しているのでしょうか???

少し読んでみたくなりました。
2021年08月09日 13:23