いつも森立志堂のご利用ありがとうございます。
今回は、お客様の願いを叶えるジュエリー制作の過程を写真付きで紹介いたします。
宝石が気軽に手に入るルースから購入いただいて、身に着けたいというお客様の気持ちを
なるべく叶えるようジュエリー制作をさせていただきました。
いちからのジュエリー制作だけでなく、ジュエリーリフォームについても参考になるかと思いますので
ぜひ最後までご覧ください。
まず、はこの画像をご覧ください。
お客様が宝石そのものの魅力に魅せられて購入いただいたルースです。
今では質の高い品がなくなりつつあるアレキサンドライトと
サファイアでも色が変わるチェンジサファイア。
ブルーライトを当てた時に神々しく光るスキャポライトになります。
この宝石をなんとかブレスレットにされたいということで、
最初は小豆チェーンに石枠をロー付けしてきゃしゃでかわいらしいブレスレットに加工しようとしたのですが、
お客様が男性ということもあり、太いブレスレットに宝石を留めて一生使用できる品にしたいと
いう希望だったので、太い喜平ブレスを用意してプレートを溶かして作り、そのプレートに
宝石たちを留めたらどうかというご提案をさせていただきました。
このようにメモ用紙にサラサラと簡単なデザインを書いていきます。またジュエリー制作には細かなところまで気を配らないといけないので、
爪止めにしてブレスレットにした時には洋服のお袖がもしかしたら引っかかるかもしれないというデメリットもお伝えします。
しっかりとお客様のご要望をお伺いして形にしてからデメリットもお伝えします。
この場合はお客様プラチナで作成してほしいということでしたので、プラチナの喜平ブレスです。
プレートが何㎝になるのか両側が何㎝になればお客様の好みのブレスレットのサイズになるのかを測ります。
また、プレートは手首に沿ってほんの少しのカーブがかかっていることを伝えて、
その上にアレキサンドライトとチェンジサファイア、スキャポライトの配置を一緒に確認。
宝石の配置は自由に選べますのでお客様と確認したうえでお好みの配置にさせていただきました。
次に、プラチナの喜平ブレスレットを用意します。
喜平のブレスレットもプレート付きの品でお客様の予算やグラム数に応じた品がなかなか見つからなかったので、
まず喜平のブレスを購入して真ん中のチェーンを切って溶かしてプレートに加工します。
加工によって減耗するプラチナは必ず存在しますから、その分のプラチナはほかの材料としてのプラチナで補うことで
グラム数を保ち、太くて丈夫なプレートに加工することができます。
石留の指定や加工の指定は職人さんに細かく依頼することでお客様の思いとの乖離をなくすこともとても大事になってきます。
オーダーメイドになると完成まで1か月くらいかかります。納期は余裕を持っていただくとありがたいです。
完成した品が下記の画像です。
プラチナ喜平ブレスレットにアレキサンドライト、チェンジサファイア、スキャポライトを留めたブレスレットなんて
世界中どこを探してもなかなかないのではないでしょうか?
お客様の宝石にかける思いが形になったプラチナブレスレットだと思います。
喜平ネックレスも様々な規格が出ていますが、森立志堂にて取り扱う喜平ブレスは面がきれいに出ているものばかり、
面を取るときにビビってしまってきれいに角が取れていないものもありますが、
宝飾品として美しいしっかりと面が出ているものを使用しました。
また、カラーレスのチェンジサファイアとスキャポライトですが、ブラックライトをかざすと
神々しく黄色やピンクに色が変わります。
アレキサンドライトは言うまでもなくブルーからレッドにきれいにかわる質の高いルースを使用しているので、
普段ブレスをしている時でも、行く場所によって宝石の色が変わるという一風変わった宝石が乗ったブレスレット。
いつまでも飽きることなく、ご使用いただけるジュエリー制作となりました。
ありがとうございます。
森立志堂ではお客様のジュエリーのお悩みをいつでもお伺いしております。
お客様の願望に沿ったジュエリー制作、ジュエリーリフォームを心がけていますので、
こんなジュエリーにしたい。こんな風なアイディアはどう?など気軽にお客様の気持ちを
教えてください。出来ること出来ないこと、どうすればお客様の気持ちを
形にできるのかをサラサラと書いていく絵も含めて一緒に考えていきたいと思います。
今回はジュエリー制作の過程を載せてみました。
いかがでしたでしょうか?
ではでは。
2024年05月03日 10:11